『リバテープないですか?』
と初めて生徒に聞かれた時…
『サンバ踊るんか?』
と本気で答えた國米です。
『ビバッ』じゃねーよw
みなさん。こんばんは。
34歳の時、人生で初めて『リバテープ』に出会った國米です。
関西では『バンドエイド』でお馴染みの絆創膏ですね笑
熊本では『リバテープ』が常識なんですよ。
さて、今回は『承認』の重要性についてお話します。
ここで言う『承認』とは、『承認欲求』のことであり、その中でも『他者承認』のことであると理解し、読み進めて頂ければ幸いです。
『誉める』『叱る』のコツやポイントをお伝えしてきましたが、実は『承認欲求』をうまく刺激していないと、逆効果になることもあるんです。
人と人との繋がりの根底にあるものが『承認』です。
すべては『承認』の上に成り立っていると言っても過言ではありません。
今日は、承認欲求の中でも『他者承認』の重要性についてのお話です。
目次
他者承認って何?
欲求にも様々あり、マズローの欲求5段階説にも見られるように『5つ』に分類にされると言われています。
今日は、その欲求のなかでも『承認欲求(他者承認)』についてのお話です。
まあ、ここで難しい話をするつもりはありません。
他者承認とは、『他人に認められたい欲求』です。
要するに、
『私を見てくれている』
と思わせることで、他者承認への欲求は、埋められるということです。
この『私を見てくれている』と、どれだけ感じさせることが出来るかがポイントです。
それをうまく使っているのが、SNSですよね。
若者が『いいね!』をたくさんの人から貰うことに、必死になってインスタ映えを狙うのも、すべては『私を見てくれている』という他者承認を満たすためです。(若者だけじゃないか…)
『他者承認』と『誉める』『叱る』の関係性
では、なぜ他者承認が『誉める』『叱る』と関係しているのかお話します。
まずは、相手が承認されていると感じている状態と承認されていないと感じている状態を整理しておきます。
『あなたから承認されている』=『あなたは私を見てくれている』
『あなたから承認されていない』=『あなたは私をみてくれていない』
このような状態ですね。
『誉められた』時と『叱られた』時に、それぞれの状態によって、相手はどう感じるのかを考えてみましょう。
誉められた場合
あなたに、努力はするものの、全くクリアできない課題があったとしましょう。
それでも、諦めずにチャレンジしたことで、ようやくクリアすることが出来ました。
その時に、それぞれの状態の上司から誉められた時の感情はどう動くでしょうか。
『承認されている』上司から誉められた場合
『いつも努力してたもんな。山田くんなら、いつか必ずクリアしてくれると信じていたよ。次も期待してるで。』
普段から『自分のことをしっかりと見てくれている』と感じている上司から、こんな風に誉められるとめっちゃ嬉しいですよね。
『上司がいつもそばで温かく見守ってくれたから頑張れた』
『この上司のために、次もがんばろう』
そんな気持ちになるんじゃないでしょうか。
『承認されていない』上司から誉められた場合
逆に、普段から『全然自分のことを見てくれていない』と感じている上司から同じ言葉をかけられたどうでしょう。
『あんたに何がわかるねん』
『成功した時だけ、寄ってくるやん』
『期待されても困るわ』
そんな感情になりませんか?
同じ言葉をかけても、『承認されていない』と感じている相手には、誉めたつもりが逆効果になってしまうんです。
叱られた場合
叱られた時も同様です。
あなたの不手際でお客様に不快な想いをさせてしまったとしましょう。
叱るというのは、相手をやる気にさせ、行動を正すことをいいます。
やる気にならなければ、叱ったことにはなりません。
『承認されている』上司から叱られた場合
『どうしたんや!いつもお客様第一で行動せい言うてるやろ!山田くんらしくないやんか!』
普段から『自分のことを見てくれている』と感じている上司から、このような叱責を受けた場合、心が痛くなるほど反省します。
『信頼している上司の顔に泥を塗ってしまった』
『二度と同じ失敗はしないようにしよう』
『この上司の期待に副える努力をしよう』
そんな風に反省し、さらなるスキルアップを心から誓い、前向きに行動する機会となり得ます。
正に、やる気を引き出し、行動を正すことが出来た、理想的な叱り方ですね。
『承認されていない』上司から叱られた時
同じ言葉であっても、やはり前向きに捉えることは難しいんです。
『俺だけが悪いんか』
『普段なんのアドバイスもしてくれへんのに、こんな時は大きい声出すやん』
『現場の大変さなんか、あんたにはわからへんやろ』
反省するどころか、反発されてしまいます。
もちろん、受け手にも問題はありますが、相手に変化を求めるほど、無意味なものはありません。
叱るって、めっちゃパワー要りますよね。
めっちゃパワー使ったのに、何の変化も得られず、反発なんかされたら、たまったもんじゃないですよw
だからこそ、自分を変えるほうが健康的なんです。
承認は積み上げていくもの
承認されているか、承認されていないかで、誉めるにしても叱るにしても、結果が大きく変わってしまうことはご理解いただけたと思います。
では、どうすれば『承認されている』と感じさせることが出来るのでしょうか。
多くの書籍には『承認は土台である』と記されています。
人と人とがコミュニケーションを図る上で、土台となるのが承認である。
これは、『何においても普段から相手を承認することが大切ですよ』という意味ですね。
そして、承認されているという感情は、一朝一夕で成せるものではありません。
毎日毎日、コツコツと積み上げていかなければならないものです。
普段から承認されていると感じているからこそ、誉めても叱っても効果があるんですよ。
また『承認』はこちらから毎日仕掛けることが出来ますが、『誉める』『叱る』という行動は、何か相手がアクションを起こさないと出来ません。
是非、日々コツコツと、承認を積み上げてくださいね。
誰でもできる!簡単に承認を積み上げるコツ
『承認って難しいんじゃないの?』そう思っていませんか?
でも仕組みさえ知ってしまえば、意外と簡単です。
承認の土台を作るには『存在自体』を承認することが最も効果的です。
『存在を承認するって何や?』
そんなあなたに承認を積み上げるコツをいくつかご紹介します。
挨拶をする
『おはよう』
これは皆さん出来るでしょ。
挨拶には『わたしは、あなたの存在に気付きましたよ』という意味があります。
正に、存在承認ですね。
相手を名前で呼ぶ
これも非常に簡単なワザです。
『おーい』はダメですよw
きちんと名前で呼んでください。
仕事場でよくあるケースとしては、『役職』で呼んでしまうことですね。
『主任ー!』って呼んじゃう事ありません?
私、結構ありますw
これも『土田主任ー!』と呼びましょう。
芸名を使っている芸能人がよく言うじゃないですか。
『自分が自分でなくなっていく感覚がある』って。
それと同じで、自分の名前を呼んでもらえるって嬉しいものですよ。
立場が離れていればいるほど『俺の名前知っててくれてたんや』と感動しますから。
大企業の社長が、一社員の名前を呼べるって考えたら凄くないですか?
これも『見てくれている』と感じさせることができる簡単なテクニックですね。
目を見て会話をする
これは自分にも言い聞かせていますw
ついつい仕事をしながら会話してしまうんですよね。
PCを打ち込みながらとか、洗い物しながらとかw
この『ながら』がよくないんです。
相手と会話をするときは、作業を止めて、しっかりと目を見ながら、聞いたり、話したりしないといけません。
相手が『真剣に聞いてくれてない』と感じるからです。
でも、どうしても、手が離せない状況ってありますよね。
そんな時は、緊急性がないことを確認した上で、『5分待って欲しい』など具体的な時間を伝えて、『あなたの話をしっかりと聞きますよ』と感じてもらえるような対応を心がけましょう。
意見を求める
これも非常に効果的ですね。
あなたの意見が欲しい。
ただ、使い方を間違えると逆効果になるので気を付けてください。
相手の返答が、例えズレた意見だったとしても、咎めないでくださいねw
『自分に意見を求められた』という事実が大切なんです。
もし、その時あなたが、意見を求めた相手に…
『現実味のない意見やな』
『そういうことを聞きたいわけじゃないねん』
なんて、星一徹ばりの『ちゃぶ台返し』を披露してしまうと…
『せっかく勇気を出して答えたのに…』
と委縮してしまい、次から質問されることが怖くなってしまいます。
逆効果ですよね。
そんな時は、言いたい気持ちをグッとこらえて、
『貴重な意見やな』
『山田君にしか出来ない発想やね』
と返しておきましょう。
簡単に存在承認が出来る事例をいくつか紹介しました。
簡単に出来そうじゃないですか?
是非、チャレンジしてみてください。
今日は、ここまで。
ここ最近のブログ内容が、一気につながってくれれば幸いです。
日頃から承認を積み上げて、来たる『誉める』『叱る』べき瞬間に、思った通りの効果が発揮されるよう、継続して実践してくださいね。
では。ばいなら。
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