みなさん。こんばんは。
ようやく肩の骨がくっついた國米です。
さて、今回は『最高のリーダー』について考えたいと思います。
リーダーと言っても、上司に限った話ではありません。
教師、親、先輩……様々な方が、リーダーです。
あなたは、どんなリーダーに出会ってきましたか?
あなたは、『最高のリーダー』ですか?
今日は、そんなリーダーについてのお話です。
リーダーに向いていない人なんて存在しない
あなたにとっての『リーダー像』って、どんなですか?
この質問を学生にすると…だいたい、こう返ってきます。
『チームの先頭に立って、グイグイとメンバーを引っ張っていってくれる人』
うん。
確かに、そういうリーダーもいますよね。
でも、こうじゃないとダメというわけではありません。
『チームの中心にいて、適材適所に人を配置し、メンバーを動かしながら進む人』
『チームを後方から支え、一人も欠けることなく進もうとする人』
『なぜか、チームのメンバーから、いつも助けてもらえる人』
色んなリーダー像があります。
そして、それは全て間違いではありません。
あなたの中で、『リーダーってこんな人だ』と固定された概念があるならば…
『私は、リーダーに向いていない』
『あの人は、リーダーに向いていない』
そう感じてしまうこともあるでしょう。
でも、リーダーのカタチって、正直なんでもいいんですよ。
向き不向きではなく、リーダーになるためには、ちょっとしたスキルが必要なだけなんです。
要するに、学べば誰でも素晴らしいリーダーになれると言うことです。
向き不向きで考えてしまって、どうせ私には無理だと諦めないでほしいと思います。
人を惹きつけるリーダーが持つ『3つ』の凄ワザ
人を惹きつける要素って、いっぱいありますよね。
単純に、美男美女でもそうですし、天性のカリスマ性と言われるものもそうです。
この人は、他人とはちょっと違うなって感覚が、人を惹きつけるんだと思います。
先天性のものは、持って生まれた人だけのものですが…
後天性のものでも、人を惹きつける要素はあるはずです。
学びさえすれば、誰でも出来る。
そんな凄ワザをご紹介します。
明確なルールを持つ
『何が良くて』『何が悪い』かを明確に示してくれるリーダーは人を惹きつけます。
単純に、分かりやすいんですよ。
分かりやすいから、仕事がしやすい。
仕事が捗ると、成果も生まれやすい。
あの上司の下で働くと、自分の仕事が上手くいくって感じるんですね。
『そんなこと?』って、思うかもしれませんが…
ストレスフリーな状態は、仕事における、完璧な環境が整った状態です。
めちゃくちゃ重要ですよ。
みなさんも、こんな経験ないですか?
『明確な決め事がないがために、毎回上司に確認を取らないといけない。』
『明確な権限がないため、どこまで仕事を進めてよいかわからない。』
『指示が曖昧で、書類のやり直しが多く、2度手間になる。』
仕事がスムーズに進まないほど、ストレスなことはありません。
そして、明確に『何が良くて』『何が悪いか』を示すことが出来るリーダーは、それだけ仕事の難易度や部下の能力を把握し、適切な判断が出来る人です。
日頃から、部下と向き合っていないと、成せるワザではないですね。
『個』ありきのチームビルディング
チームワークをはき違えている方って、結構いるんですよ。
『和』ありきのチームビルディングは、無駄が多いだけでなく、『個』を潰しかねません。
昔、学生から『教師によっての指導方法の違い』を言われたことがあります。
なかなか面白い表現だったので、そのまま書いてみますねw
【例①:高校時代の強豪校バレー部監督の場合】
- とても情熱的な監督で、いつも怒っているような非常に厳しい先生だった。
- 恐怖による支配を強いられ、怒られないように、ミスしないプレーを心掛けた。
- 先生はいつも目標を掲げてくれ、それに部員たちは必死に喰らい付いていった。
- 監督が先頭を走り、チームは全員同じ目標に向かって進んでいるチームだった。
- 結果、目標にしていた大会で優勝することができた。
- 高校卒業後、バレーボールを続けているチームメイトはいない。
彼女は、この監督に教わっていた時の感覚を次のように答えた。
『狭い一本道を、ぎゅうぎゅうになりながらも、きれいな列を作って、足並みを揃え、軍隊のように進んでいるようだった。勝ったときに嬉しいという感情はあったが、楽しいと思ったことは一度もない。』
【例②:人気があった?高校時代の担任の場合】
- とにかく『自由』にさせてくれる教師だった。
- 『誉める』ことはあっても、『怒る』ことはなかった。
- 優しいので『人気』があった。
- ため口で話してもOKで生徒との距離が近かった。
- いつも生徒と同じ目線だから、本当に大切な相談はしたいとは思わなかった。
- クラスのまとまりはなく、行事は友達とワイワイしている思い出しかない。
- クラスで何かを成し遂げることはなかった。
彼女は、この教師に教わっていた時の感覚を次のように答えた。
『何もない野原に放り出され、自由時間と告げられたみたい。みんなそれぞれが好き勝手している状態でチームとしては何も動いていない。そのまま、どこかへ消えていく者も少なくなかった。あれは、自由でなく混沌である。』
【例③:私の場合】
彼女にとって、私は人生で出会った教師の中で『最高の教師』だったそうだ。
なんか自分で言うと、ハズいぞw
彼女は、私に教わっている時の感覚を次のように答えた。
『めちゃくちゃ広い丘のてっぺんに大きな旗が刺さってて、それをみんなで取りに行く感じ。みんなその旗を取りたいとも思っている。旗を取りに行く手段は自由。一人で行ってもいいし、誰かと協力してもOK。人それぞれに道順が違ったって構わない。それぞれが考えて行動することを必要とする。但し、遠いところに柵が見える。あの柵を超えれば地獄が待っていることを知っているw だから、みんな好き好きに旗を目指すが、決して柵を超えたりはしない。』
なかなか秀逸でしょw
19歳の学生が発する言葉とは思えないw
面白い学生でした。
相手の承認を満たす
私が組織を動かす上で、最も重要であると考えているのがこの『承認』です。
『いつもそばで見てくれている。』
この事実が、人を惹きつけるのです。
極端な話、承認さえ満たしておけば、少々ムチャな指示をしても人は動きます。
『この人が言うなら、一肌脱いだろか』と思わせることが出来るんですね。
承認については、以前投稿した あなたへの信頼は『承認』で激変する⁉教育に悩んでいるあなたに読んでほしい目から鱗の承認術 で詳しく解説してありますのでご覧ください。
今日は、ここまで。
スキルを身に付ければ、誰でも最高のリーダーになることが出来ます。
私自身もまだまだ勉強が必要やと日々精進です。
部下に愛される上司に。子供に愛される親に。生徒に愛される教師に。
では。さらば。
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