前回の続きです。
前回の記事を読んでいない方は、まずコチラからお読みください。
コロナ禍による『オンライン授業』によって、教育の新しいカタチは生まれるか?vol.1
さて、今日もはじめていきますか。
その前に、みなさんにお知らせがあります。
『リモート〇〇』マイブームが過ぎ去ったので、今日から『オンライン授業』でいきます笑
目次
『オンライン授業』の方法は2通り
オンライン授業の方法は、大きく分けて2通りあります。
- 事前に授業を撮影して配信する『映像タイプ』
- リアルタイムで授業を配信する『Liveタイプ』
それぞれのメリットとデメリットを注意点と合わせてお伝えします。
本日は『映像タイプ』について話したいと思います。
『映像タイプ』のメリットとデメリット
オンライン授業と聞いて、映像タイプを想像する方は少ないかもしれません。
事前に授業を撮影して、それを授業中に流す教師はほとんどいないからです。
当然ですよねw
『何のために、そこにおんねんっ!』って、叱られますよw
しかしですよ。
『Liveの良さ生かしきれてへんやん』って、悲しい教師の多いこと…
何度か『録画した授業流しといたらええねん!』と部下を叱ったこともあります。その節は、失礼いたしました。
そんな方は『映像タイプ』で大活躍できるかも知れません。
『映像タイプ』のメリット
- 自分のタイミングで授業を受けられる
- 解らない箇所を何度でも見返すことが出来る
- 誰にもジャマされず集中して授業を受けられる
自分のタイミングで授業を受けられる
映像タイプの場合、いつでも授業を見ることが出来ます。
映像タイプの授業は、事前に一定期間の録画授業とレポートなどを配信し、授業を受けて、レポートにまとめ、提出期限までに学校へ送るというのが主流になります。
要するに、提出期限までに授業を見て、レポートを送れば良いので、自分のタイミングで授業を受けることが可能なんです。
眠い時に目を擦りながら授業を受ける日々とは無縁です。
昼寝による集中力向上の効果はある程度、認識されていますからね。
暑い日には、海でひと泳ぎしてから授業を受けることも可能ですし、体調が悪い時でも、あとからみんなと『同じ授業』を受けることが可能です。
子供たちにとっても悪いことではありません。
いくら提出期限を守れば良いといっても、計画を立てずに後回しにしていると、夏休みが終わる前日のような悪夢が待っています。
一週間単位でレポートの提出を求めるようにすると、計画性を養う機会になるかもしれませんね。
解らない箇所を何度も見直せる
授業を受けていて、勉強についていけなくなった経験はありませんか?
私、めちゃめちゃありますw
あれって、一気にやる気を削がれるんですよね。
手を挙げて、質問する勇気がない子供もいますしね。
映像授業なら、そんな心配はいりません。
何度でも見返すことが出来ますから。
誰にもジャマされず集中して授業が受けられる
自分ひとり、周りには誰もいない環境で授業が受けられます。
ペン回しするやつも、オモロない手紙まわしてくるやつもいません。
好きな子のことを考えて、集中できないは仕方ありません笑
『会えない時間が、愛を育てる』と郷ひろみも唄ってましたしね。
とにかく、集中できる環境であることは間違いありません。
『映像タイプ』のデメリット
- 双方ともその場で質問ができない
- 生徒を巻き込む授業が出来ない
- 教師の説明スキルが高くないと授業にならない
双方ともその場で質問ができない
解らない箇所を何度も見直せるというメリットがある一方で、それでも理解できなかった時には、もうお手上げ状態です。
なんせ質問できませんからね。
となると…子供は親に質問をします。
親にとってはプレッシャーですよー…
また専門的な知識を教える学校では、親が精通していない限り、答えようがないですからね。
それこそ、やる気を削ぐことになってしまいます。
また、教員側からも質問することが出来ないので、生徒の理解度チェックは当然、レポート提出後になります。
理解できていない箇所を引きずることにメリットは一つもありません。
生徒を巻き込む授業ができない
当然といえば、当然ですね。
録画ですからw
子供はクラスメイトの色んな意見により、解を導き出すことも多くあります。
また教師の言葉よりも、子供同士の言葉のほうが通じ合えるので、理解度が上がることも多々あります。
これが出来ないのが『授業の効果』としては、一番デメリットになるかも知れません。
教師の説明スキルが高くないと授業にならない
意外かもしれませんが、説明が下手な教師は、めちゃめちゃ存在しています。
特に専門的な知識や技術を教える学校には多い傾向にあります。
それは、先生方も元々は研究者だったり、職人だったりするからなんですね。
私は、教師は『教えるプロフェッショナル』でなければならないと思っています。
極端な話、教師の技術が上手くなかろうが、技術の上手い生徒が輩出できるなら、教師を名乗ってよい。
しかし、教師の技術以上に、生徒が上手くならないのなら、それは業界の先輩であり教師と名乗らないでほしいとさえ思います。
ただし、説明が下手な教師がプロフェッショナルではないかと言うと、実はそんなこともないのです。
私の同僚にも『教え方めっちゃ下手やのに、生徒ガンガン成長させるやん』って先生いましたよ。
名誉のために、名前は控えますが笑
効果的な授業の進め方は、別途記しますので割愛しますが、説明が下手な教師でも生徒を十分に成長させることは可能です。
しかしながら、映像授業に限っていえば、説明スキルがモノをいいます。
というより、説明スキルが低い教師が映像授業をすると、受けている生徒の時間を無駄にしてしまうでしょう。
初耳学でおなじみの林先生が以前こんなことを仰っていました。
『質問の出る授業は、プロがやる授業ではない』
いやいや、そんなことありまへん笑
普段なら私はそう答えますが…
映像授業となると…その通りですね。
東進ハイスクールはかなり早い段階で映像授業を始めていましたから、東進ならではの発言でした。
また、説明スキルが高い、低いに関わらず、1つの動画は『15分以内』に納めることをオススメします。
1時限につき3~5本くらいの動画になるでしょうか。
人が集中して、ずっと映像を見ていられる時間には限界があります。
よっぽど、しゃべくりに自信があれば別ですが…
その場合は、ヒット小説並みのストーリーが必要でしょう。
本日はここまで。
次回は『Live授業』のメリットとデメリットを紹介します。
そないオンラインって言葉出てけーへんかったな…
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