みなさん、こんばんは。
どんな仕事にも、会社から求められる結果ってありますよね。
要するに、業績を上げることなわけですが…
これは『学校』でも同じです。
学校から教師に求められる業績は、あらゆる会社と同様、多岐にわたります。
例えば…
- 大学への進学率
- 企業への就職率
- 進級率、卒業率、退学率
- 資格取得率、資格合格率
- 部活動の実績
- ボランティア
- 出席率
- 中間テスト、期末試験の合格率 etc…
これらが、教師の業績となり評価されるわけですね。
この業績を上げるために、躍起になっていませんか?
今日は『楽に教師の業績を上げるたった1つの方法』についてのお話です。
先にお伝えしておきますが…
『楽』と記載しておりますが…簡単ではありません。
気持ち的に『楽』になれるという意味で捉えて頂ければと思います。
あなたは、生徒一人ひとりの『夢』を知っていますか?
『なんで急に生徒の夢?』ってなりますよねw
まぁまぁ、そう言わずに、聞いてください。
私は以前、美容学校に約20年勤め、人生の半分以上をさまざまな学生と触れ合いながら過ごしたわけですが…
『美容学校に入学した生徒は、全員美容師を目指している』というのは学校の驕りです。
私の経験上、『本気で美容師を目指して入学してくる生徒』は2割程度です。
あとは、なんとなく興味があったり、髪の毛を触るのが好きだったりと言った理由です。
かく言う私も『モテそうだからw』という、超絶不純な理由で美容学校に入学したわけですw
結果…モテませんでしたがwww
生徒たちの中には、大人からすると『夢』と呼べるようなものを持てていない者がいるのも事実です。
でも、私は思うんです。
『夢』=『就きたい職業』ってイメージが強すぎるんじゃないかと。
夢って…それだけじゃないですよね。
だから、私は必ず入学して、すぐの生徒たちに…
『将来、就きたい職業』と『夢』を分けて聞くことにしています。
もちろん『就きたい職業』と『夢』が同じという学生もいますが、そうじゃない『夢』を語ってくれる学生もいます。
例えば…
- 人の気持ちがわかる大人になりたい
- 白金が似合う港区女子になりたい
- 人に頼りにされる人になりたい
- 世界をまたにかける実業家になりたい
- お金持ちになりたい etc…
一人ひとりが色んな夢を語ってくれるんですね。
そして、それは大抵『こんな大人になりたい』という人間性に関する内容が多いんです。
どれだけBIGな夢だろうが、私は真剣に耳を傾けます。
そして、そのために『何が必要か』『何が足らないのか』を一緒に考えます。
『夢』を叶えるために、この学校生活で成し遂げることまで一緒に決めるんですね。
『あなたの夢を実現するために、私はどんなことでも一緒に戦ってやる』ってことを一番最初に理解させてしまうんです。
重要なことは『一緒に』ということです。
『生徒だけが戦う』ではなく、『私だけが戦う』でもなく。
『一緒に戦う』ことの合意を図ることが重要です。
そして『夢』は、いくつあってもいい。
『就きたい職業』にしても『なりたい大人像』であっても。
私は、そう考えています。
業績を上げるのに『躍起』になるな!
『業績』って、働いている以上、社会人として出さなければならない成果ですよね。
自身の『業績』を上げることに躍起になってしまっている人は、ついつい生徒のせいにしてしまうんです。
例えば…
『退学者が出てしまった』ことについて…
『学校に来ないのに、なにを教えろって言うねん。辞める奴が悪い。根性がなかったんや。すぐ辞める生徒を受け持った私はツイてない。』
んー。
その通りですね。
その生徒が、『一度も』学校に来ていないのなら、教えることは出来なかったでしょう。
でも…一度も登校せずに辞めることって、めちゃくちゃ稀なケースですよ。
そうなら、ホントにツイてないとしか言いようがないですね。
ただ、一度でも登校しているのなら、アナタの責任です。
何かしらの、信号はあったと思いますよ。
その信号に気付けなかったのはアナタです。
『業績』を上げるために躍起になってしまう教師は、生徒に指示を出すことが多くなります。
指示自体は、そんなに悪いことではないですが…雑になるんですよね。。。
何にしても『あーせい』『こーせい』
ミキかよw
そんなことで、人は育たないし、動きません。
『遅刻、欠席するな!』
そんなことを言っても、遅刻も欠席もあまり減りませんよね。
はっきり言って…
教師の業績は、生徒にとって全く関係のないことですからね。
そんな話をすると…
『私は自分の業績なんか気にしない‼』って言い出すバカも出てきますw
あなた社会人ですよw
給与もらって働いてるんですよw
教育をボランティアだと思っているなら、その辺の公園で子供集めてやってくださいw
求められている『業績』は上げなければならないんです。
だから、躍起になってしまうんですよね。
躍起にならず、もっと楽に業績をあげる方法があれば…
私もそう思っていました。
教師の『業績』と生徒の『夢』をリンクさせる
楽に教師の業績を上げるたった『1つ』方法
それは、教師の『業績』と生徒の『夢』をリンクさせることです。
生徒の夢をなぜ把握する必要があるかが分かって頂けたかと思います。
学校で教えることは、基礎的、専門的知識や技術に留まらず、人間関係やチームワークなど多岐にわたります。
これは、初等教育であっても変わらないはずです。
学校って、知識や技術を教えるだけじゃないですよね。
鯔のつまり、社会で生き抜く術を教え、学ぶ場所なんじゃないでしょうか。
経済産業省は『新・社会人基礎力』を打ち出しています。
- 『考え抜く力(シンキング)』
- 『チームで働く力(チームワーク)』
- 『前に踏み出す力(アクション)』
学校は、この3要素を教え、育てる必要があるわけです。
『就きたい職業』も『なりたい大人像』も『新・社会人基礎力』もすべて生徒の『夢』に直結できるものです。
そして、学校から求められる『業績』も必ず直結します。
だからこそ、生徒たちの『夢』を把握しておく必要があるというわけです。
自身の『夢』を叶えるために必要なものだと理解すれば生徒が動きます。
教師は、そのフォローをしてやればいいんです。
例えば…
『人から頼られる大人になりたい』という夢を持っている学生が、よく遅刻をするとします。
私なら、こう言います。
私『人から頼られる大人って、どんな人なん?』
学『そうですね。知識があって、実行力があって、仲間のために即行動に移せる人です。』
私『なるほど。確かにそうやね。じゃあ知識があって、実行力も行動力もあって…めちゃくちゃみんなから頼られてる人がいるとするやん。でも、その人はその反面、遅刻癖もあるねん。君はその人に重要な仕事の商談を任せようと思う?』
学『それは、危ないですね。遅刻すると商談どころじゃないですもんね』
私『そうやな。どれだけ、優れた人であっても、約束を破ってしまう可能性がある人に重要な商談は任せられへんよな』
こんな感じの話をするでしょうね。
教師の『業績』と生徒の『夢』をリンクさせれば、躍起になる必要なんかないんですよ。
生徒が気付けば、自分の意思で勝手に動くんですから。
これほど、楽なものはないですよ。
みなさんも是非、生徒の『夢』を教育にリンクさせてみてください。
色んな、良いことが起こりますから。
今日は、ここまで。
では。
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