ようやく骨折による、拘束具が外れ、リハビリを開始した國米です。
真夏になる前に、外れてよかったわ。
あのまま夏に突入したら、汗疹めっちゃ出来るでw
みなさん。こんばんは。
いや~センセーショナルなタイトルですねw
みなさん、こんな言葉を聞いたことはありませんか?
『2代目の社長はアホや』
『やっぱり2代目はアカンなぁ』
ホントにそうなんですかね。。。
これについては、同族経営を行っている会社で、よく言われる言葉だと思うんですが…
なんかイメージが先行しているように思うのは私だけですかね?
今日は、そんな『2代目社長はホントにアホなのか?』についてのお話です。
目次
2代目社長における『同族経営』と『非同族経営』に違いはあるか?
結論から言うと…私はあまり変わらないと思っています。
いくつかの事例を挙げながら、考察してみたいと思います。
凄いのは『創業者』である先代である
さまざまなデータがありますが、企業して10年間生存できる会社は、だいたい20%前後です。
10年持たない会社が8割もあるんです。
会社経営を失敗させる社長のことを『ボンクラ』と定義するならば…
世の中の社長の80%は『ボンクラ』ということになります。
と言うことは…そもそも世の中の社長には『ボンクラ』が多いのです。
なんなら、これ『ボンクラ』が普通ですよw
それほど、会社経営は難しく、成功させること自体が稀だということです。
それは『同族経営』か『非同族経営』かは、関係ありません。
つまり、2代目が『ボンクラ』なのではなく、創業者である『先代』が、めちゃくちゃ凄い人だっただけなんです。
2代目がちょっと優秀な人くらいでは、先代に敵うはずがないんですね。。。
裕福な家庭で育ち、苦労した経験がない
これも同族経営の2代目が『アホ』と言われる理由によく上がりますね。
ホントですかね?
これが本当ならば、裕福な家庭で育った子供は、みんな経営を失敗するということになりますが…
成功者は皆、貧乏な暮らしから学んだ、ハングリー精神の持ち主だと?
『非同族経営』の社長は、裕福な家庭で育ってはないと…
苦労していない?
これは、前文から推測すると、お金に苦労していないということですよね。
どうも、妬みにしか聞こえないんですよね。。。
色んな事情を抱えて、本当にお金に困っている方って、生活保護を受給されている方ですよね。
日本で生活保護を受ける世帯は、全体の約3%~4%です。
私が育った家庭は、決して裕福ではありませんでした。
家にお風呂もなかったしw
中学生の頃、友達と毎日銭湯に通っていることを先生に指導されたことがあったんです。
『家に風呂がないから通ってるんです。』と説明したら…
『風呂がない家はない。もうちょっとマシな嘘をつけ!』と怒られました。
失礼なw
それでも、子供の頃にお金に苦労したと感じることはなかったです。
結局は、親の育て方と自身の考え方によるんじゃないですかね。
裕福な家庭で育とうが、貧乏な家庭で育とうが、それはあまり関係ないですよ。
どんな『教育』を受けて来たかでしょう。
どんなことを学び、どんなことを経験し、どう考えたか。
これに尽きると思います。
但し、残念ながらチャンスは平等には、訪れません。
もしかすると、富裕層には、多くの教育を受けるチャンスは、転がっているのかも知れません。
教育は、贅沢品ですから。
ただ、それをモノにするかどうかも自分次第ということです。
創業者の苦労を知らないまま社長に就任する
んー。どうなんでしょう。
これは…ほとんどの方がそうなんじゃないかと…
逆に、外部から社長になった人よりは、同族経営の2代目のほうが、創業者の苦労は、小さい頃から家庭で見ていることもあるでしょうし、分かっているように思いますが…
同族経営だけで考えれば…
個人的には、2代目よりも3代目のほうがヤバいように思うんですけど…
いかがですか?w
先程も申し上げたように、創業者って、めちゃくちゃ凄い人なんですよ。
その凄い人から、直接仕事を教わるわけですよね。
仕事への取り組み方も小さい頃から見ているわけです。
でも、3代目は…直接創業者を見ていないことが多いですよね。
この3代目が、同族経営が成功するかどうかのターニングポイントになるように思います。
そういった意味では、2代目による『教育』がカギをを握っていると思います。
新しいことをやりたがる
ん?
新しいことに着手しないで何をするんですか?
現状維持で構わないということでしょうか?
もし、そうなのであれば、あなたの給与も現状維持ということになりますが…
いや。現状維持どころか、普通に考えれば下げざるを得ないでしょう。
なんでなんでしょうね。。。
同族経営の2代目が失敗したら…
『余計なことするからや!先代のやってたことを守っといたらええねん』
と批判されるのに…
非同族経営の2代目が失敗すると…
『経営戦略の失敗』と、チャレンジしたことは評価されるんですよ。
同じ失敗をしても…言われ方が異なってくるんですね。
どちらかと言えば、同族経営の社長のほうが、失敗できないという想いは強いと思いますけどね。
自分の代で潰すわけにはいかないと思ってますよ。
だからこそ、慎重になります。
逆に、新しいことにチャレンジすることは、評価されるべきじゃないですかね。
外部の社長が、失敗したら、会社を辞めればいいだけですから。
同族経営と比べれば、リスクは少ないですよ。
まぁ、いずれにしても、現状維持を目指す会社が生存することは難しいでしょう。
進化し続けるために、大きな改革からマイナーチェンジまで、新しいことにチャレンジし続けることは、経営者として必須だということです。
【結論】2代目社長が『アホ』と言われる理由
ここまで見てきたように、『同族経営』『非同族経営』による理由の違いは、そんなにないと感じてもらえたのではないでしょうか。
では、なぜ同族経営の2代目社長は『ボンクラ』と言われるのか?
2代目批判を本気でしている人って、古参の社員が多いように思います。
それも、先代に、心から惚れ込んでいた社員であればあるほど、その傾向が強いですね。
そんなベテラン社員は、先代と共に自分も戦い、会社を大きくしてきたという誇りを持っています。
だからこそ、2代目が就任すると…『お手並み拝見』となるわけです。
まぁ、当然と言えば、当然です。
『先代に尽くしてきた、俺たちには、尽くしてきただけの正義がある。理由もなく、俺たちが当たり前に2代目に尽くすと思うな。』
宣戦布告ですねw
さすがに、極端な書き方をしましたがw
でも、こういうことですよ。
新しいことを始めようとすると、『先代は…』というような意見が出ることも珍しくありません。
その時に、2代目がどう対応するかが、全てだと思います。
『目の上のたんこぶ』
『腫れ物にさわる』
そんな対応をすれば、『ボンクラ』と言われてしまうでしょう。
鯔のつまり、『ベテラン社員を上手く扱えない』これが全てです。
今日は、ここまで。
『ベテラン社員を輝かせる』には、なにが必要かという話は、またの機会に。
では。ばーい。
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