みなさん。こんばんは。
前回のブログ【教育者必見!】あなたは『温故知新』のホントの意味を知っていますか?の最後に少しお話しましたが…
実は『温故知新』から得たヒントを基に、私が大切にしていることがもう一つあります。
『子日く、故きを温ねて新しきを知れば、以って師と為る可し』
この言葉は、前回もお伝えした通り…
『昔からの知識や知恵を学んで、現代に合う新しいカタチに変えることが出来れば、人を教える立場になれますよ。』
このような意味を持っています。
でも…私にはもう一つ深い意味があるように思うんですよね。。。
『昔からの知識や知恵を学んで、現代に合う新しいカタチに変えて、人に伝えていくことで、更に自身の考えが深まり、いずれ人を教える立場になれますよ。』
要するに、孔子は『アウトプットの重要性』を説いたんじゃないかと思うんです。。。
ちょっと…飛躍しすぎですかねw
でもハタチそこそこだった私は、そう考えたわけです。
『学んだことを人に教えることで理解が更に深まるんじゃないか?』と。。。
【学習定着率】ラーニングピラミッドとは?
ラーニングピラミッドとは、アメリカ国立訓練研究所が発表した、学習方法によっての学習定着率(記憶の定着率)をピラミッドで表したものです。
簡単に言うと…どんな学習方法が効率よく覚えられるかを数字で示した図ですね。

ピラミッドの下に行けば行くほど、能動的に学習を行う内容になっており、学習定着率が上がるとされています。
昨今、注目されている『アクティブラーニング』の根拠として広がり、知っている方も多いのではないでしょうか。
各項目の内容とちょっとした注意点をまとめておきます。
【講義】授業で言うところの、説明だと思って問題ありません。講演やセミナーなども含まれますね。ただただ一方的に説明される授業はツラいです…w
【読書】本を読むこと。教科書を読むことも読書ですね。教科書にラインばっかり引く授業は…さっぱり頭に入りませんw
【視聴覚】実物や映像、図などを用いて行う授業です。映像は意外に集中力を保つことが難しく効率的とは言えないケースが多いですね。
【デモンストレーション】実演説明です。特に技術指導においては欠かせない指導方法ですね。見ていないまたは見えていない生徒がいないかをチェックすることが非常に重要です。
【グループワーク】数名によって行われる学習です。ディスカッションなどが代表的ですが、チェック機能をグループに持たせるなど工夫次第でやれることは広がります。
【自己レッスン】自主レッスンとは少し意味合いが変わりますので…自分自身が経験、体験するという意味合いで捉えて頂けば良いと思います。学んだことを実践する過程ですね。
【人に教える】敢えて、人に教えることで、自身が『理解している事』と『理解が足りない事』を整理することが可能です。『理解が足りない事』を集中的に他の学習方法で補うことで効率的な成長が望めます。
まぁ…正直、この数字の根拠が何なのか…さっぱり分かりませんが…w
ラーニングピラミッドは、ホントに実践で使えるのか?
私の経験から申し上げると…使えます!
但し、数字を鵜呑みにすることは危険ですし、少々工夫が必要です。
でも、断言します!
『ラーニングピラミッドを掌握し、CASEbyCASEで応用すれば、必ず効率的な学習が行えます!』
結局のところは、合わせ技とか積み重ねが重要なんですよね。
例えば…
『自己レッスン』は『75%』という数値になっていますが…これって、どう思います?
『いやいや高すぎるでしょ。』と感じる人もいれば、『ちょっと低くない?』と感じる方もいるはずです。
ただ…ひとつ言えることは、レッスンを繰り返し行っていると…必ず壁にぶち当たります。
その時に、自己レッスンしかしない人と他の学習方法を選んで挑戦する人とでは、効率はかなり違ってきます。
人に教える(アウトプット)することで、自身の理解度が低いところを見つけられり、グループワーク(議論)を行うことで、様々な角度から検証を行い、自身では気付けなかったクセを見抜くことも可能かも知れません。
例えば…
『講義』とか『読書』って、そんなに学習定着率が低いですかね?
『そんなに低くないよ!』って感じている人は…
きっと『講義』や『読書』をして、『ええ話やなー。』で終わっていないはずです。
『読書』をして、感じたことや決意したことを『実践(自己レッスン)』しているはずです。
また、友人に勧める(教える・アウトプット)する人もいるでしょう。
そうすることで、グッと学習定着率が上がるということですね。
どの項目もそうですが…単発で行っても然程の効果は発揮しません。
極端な話、講義もレッスンもせずに、いきなり人に教えることが出来る人はいませんからw
組み合わせや積み重ねによって、CASEbyCASEで応用することが必要というわけです。
ただ…教育する側がラーニングピラミッドを掌握していなければ、使える場面や学習方法も限られてしまいます。
ぜひ、一度勉強してみてはいかがでしょうか。
今日はここまで。
では。
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