列に割り込んでくるオバハン何なん?
めっちゃケンカ強いん?笑
そうとしか考えられへん、今日この頃。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
今回もそこそこの酷評wを頂いたSNS投稿内容を解説していきます。
『誉める』と『叱る』が同意語?
そんなわけあるか!
真逆やないかいっ!
まあ…そう怒らずに。。。
たしかにやっていることは真逆ですよね。
んー。感情の揺さぶられ方も真逆かもしれん。。。
でも…真意はどうなんでしょう。
18年間、教育産業に携わってきた私が勝手に思う、『誉める』と『叱る』について、今日はそんなお話です。
目次
『誉める』と『叱る』の意味
まず、私が考える、『誉める』と『叱る』の意味を、辞書風wに記しておきます。
誉める【ほ・める】
『指導・教育』を行う上での一つの手法。
相手の良い点を評価し、やる気にさせ、言動や行動などを正す。
対義語は、叱る【しか・る】
叱る【しか・る】
『指導・教育』を行う上での一つの手法。
相手の良くない点を指摘し、やる気にさせ、言動や行動などを正す。
対義語は、誉める【ほ・める】
『誉める』と『叱る』は同意語という真意
まあ、対義語は分かりやすいように、『誉める』⇔『叱る』としましたが、様々な解釈がありますので、ここでは触れないでおきます。
たしかに、文章の前半部分(赤字)は、真逆のことですが、後半部分(青字)の、それによって得ようとする『未来の姿』はいかがでしょうか。
そう。全く同じなんです。
『誉める』にしても、『叱る』にしても、それによって期待する効果は、『やる気にさせる』ことと『言動や行動を正す』ことなんです。
よくある質問
こういう話をすると、よく質問を受けます。
一部、抜粋しながら解説しますね。
子供は誉めると調子に乗る
まあ、わからなくもないです。
私も、この手の失敗は、よく経験しました。
そう。
『誉めると調子に乗る』ということは、失敗なんです。
誉めることが、調子に乗らせたのではなく。
あなたの『誉め方』が調子に乗らせたんです。
子供は叱ると拗ねる
ありますよね。
そうなると、めんどくさいでしょw
まあ、大人でも『スネ夫くん』はたくさんいますね。
それでも、矢印は常に自分に向けておかないと何も始まりません。
何もしないで、物事が勝手に好転してくれることはありませんからね。
『拗ねる』ということは、『やる気』になっていないということです。
要するに、それは『叱っていない』ということです。
ただただ、自分の不満を相手にぶつけただけです。
誉め方にしても、叱り方にしても、上手にするコツというか、ポイントってあるんです。
誉めてるのに信用してくれない
これもたまに聞かれますね。
これには、大きく2つの原因が考えられます。
自己肯定感が低い
これは、家庭環境が大きく左右すると言っても過言ではないかもしれません。
家族の愛情を感じずに育った子供を何人も見てきました。
決して、すべてのケースが、本当に子供への愛情がないということではありません。
きっかけは、些細なものから、根深いものまでありますが、子供は多感なので、何かのきっかけで、自己肯定感が高まらない子供はたくさん存在します。
『どうせ自分は…』が口癖のようになっている子供ですね。
子供を叱るときに、ついついこんな言葉かけてませんか。
- 何回、言うたらわかるの…
- お兄ちゃんに比べてあんたは…
- お姉ちゃんなんやから…
叱る内容と関係のない言葉を、ついつい足してしまうんですよね。
ここで、挙げたのは、ほんの一部ですが、これを続けていくと、自己肯定感は次第になくなってしまいます。
これを元の状態に戻すには、『承認』を与え続けるしかありません。
正直、かなりの時間を要する子もいます。
『承認』については、また別途、記事にしたいと思います。
『叱られた経験』が『誉められた経験』を凌駕している
多くの書籍には、『誉める』>『叱る』の方式を説いています。
私は、この話あんまり好きじゃないんです。(怒られるわw)
まあ、好きじゃないっていうか、意図的にするものではなく、結果そうなってることが好ましいって感じですかね。。。
意図的にしても、あんまり効果は得られないというのが私の持論です。
いや、効果がないことはないですよw(いきなり保険かけたしw)
そもそも…
『誉める』と『叱る』のバランスが…とか
『叱る』と『怒る』の違いは…とか。
そういう話って、薄っぺらいというか…
そこちゃうやろって、思ってしまうんです。
人に対して、『誉める』にしても『叱る』にしても、自分側からは仕掛けられないですよね。
いや…私の師匠は、仕掛けることが出来る先生でしたが、そのスキルを持っている人は稀です。
そして、やはり連発はできません。
全ては、相手が何かアクションを起こさないと、誉めるも叱るも出来ないんです。
要は、後手なんですよ。
自ら、先手を打つには…やっぱり普段からの『承認』が重要じゃないかと思いますね。
逆に言えば、『承認』さえしっかりしておけば、誉めようが、怒ろうが、何をしても、相手はしっかりと受け止めてくれるってことです。
ニンジンぶら下げ作戦は効果があるか
この質問も『誉める』『叱る』のセミナーをしていると、よく聞かれる質問です。
『テストで良い点とったら、お小遣いUPするで!』
これですね笑
普段、勉強しない子供にやる気を出させるために、目の前にニンジンをぶら下げるわけです。
結論からいうと、効果はめっちゃあります。
そして、副作用もめっちゃ強烈です笑
強く効く薬って、副作用も強いですよね。
それと同じです。
『テストで良い点とったら、お小遣いUPするで!』
これで良い点とった子供は、『良い点とる=お小遣いUP』という図式がインプットされます。
でも次のテストで、お小遣いUPルールが適用されなかったらどうでしょう。
そう。
頑張らないんです。
だって、前回テスト勉強を頑張ったのは、お小遣いがUPする可能性があったから。
永遠に小遣いをUPさせることが出来るくらい、湯水の如くお金が湧き出てくる家庭なら可能かもしれません。
でも、このルールで育った子供は、大人になっても、お金の損得だけで生きるような人間になってしまいますがね。
でも、効果が高い『ニンジン作戦』をしない手はありませんよね笑
では、どうするか。
勉強することのベネフィットをいかに伝えるかが重要ですね。
勉強することで得られる、明るい未来を想像させること。
それには、子供の『夢』を共有することが最も重要だと私は考えています。
そして、その夢を実現させるために、今、何が必要かを、子供の口から言わせることです。
大人が、『勉強しないと医者になれないよ』と言ったところで、何の効果もありません。
子供が自ら、考え、納得したときに初めて行動は変わります。
そのサポートに徹することが必要ですね。
これは、コーチングを学ばないと、なかなか難しいかもしれません。
今日は、ここまで。
『誉める』と『叱る』のコツやポイント、『承認』については…いつか必ずまとめますね。
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では、ばいちゃ。
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