ホントに後悔しませんか?元校長が教える失敗しない専門学校の選び方vol.3【こんな学校選びはアカン!7選】

知っ得
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『無人島に何でも1つだけ持っていけるとしたら何を持っていくか?』

この永遠のテーマに、遂に終止符を打った國米です。

みなさんは、何を持っていきますか?

火が熾せるアイテム?

何かを捕獲する道具?

これは…永遠のテーマかも知れません。。。

もし、あなたがこのテーマに終止符を打つことが出来たなら、是非教えてください。

その時に、私が持っていくモノもお伝えしますね。(聞きたないかw)

さて、2回にわたり専門学校の選び方をお伝えしてきました。

今回がシリーズラストです。

『こんな学校の選び方はアカン!』をテーマに、今まで私が実際に見てきた事例を踏まえながら、お話をしますね。

是非、進路決定の参考にされてください。

こんな学校の選び方はアカン!7選

学校選びは、就職や結婚と同じくらい重要なことです。

夢をもって入学したにも関わらず、しっかりと考えて学校を選ばなかったが為に、挫折してしまうということはよくあります。

慎重に選びましょう。

家から近い

いや。

近いに越したことはありませんw

ただ、近いだけで選んでしまうと大失敗してしまいます。

家から近いかどうかは、最終的に『A校』と『B校』で迷ったときぐらいにしか、発動してはいけませんw

とにかく都会へ行きたい

これもよくある失敗です。

余程の理由があれば別ですが…

大抵は、東京のような大都会で、暮らしてみたいという憧れですね。

はっきり言ってしまえば、大都会の専門学校に行っても知識や技術が上達するわけではありません。

生活費がかかるだけです。

そして、生活するためのバイトに忙殺され、朝起きるのがつらくなり、学校に通わなくなる若者をたくさん見てきました。

また『卒業したら東京で働きたいから、東京の専門学校に行く』といった場合なら尚更です。

今はネット時代です。

東京の専門学校に通わないと、東京の企業から求人が来ないということはありません。

東京で一人暮らしをしようと思うと、どれくらいの費用がかかるか知っていますか?

専門学校を卒業した新入社員が一人で暮らしていくには、あまりにも過酷な状況です。

ある程度の貯蓄または家族からの支援がなければ、とてもじゃないですが暮らしていけません。

かと言って、職場から随分と離れたところに住むというのもリスクがあります。

そもそも、それは大都会に住んでいないことになってしまいますしねw

企業によっては、シェアハウスのような寮を用意していることもありますが、それでも厳しいことには変わりありません。

将来、東京で働きたいなら、地元の専門学校に通いながら、お金を貯めることが現実的ではないでしょうか。

そういった意味でも、安易に大都会へ行くことへ賛成はできません。

とにかく家を出て一人暮らしをしたい

気持ちは分からなくもないですw

高校を卒業して、自立したいんですよね。

でも自立って、自分で稼いだ金で生活するってことですから。

学費もすべて自分で賄って、バイトしながら家賃や食費、携帯代もすべて自分の力で支払って、初めて自立といいます。

新しい環境で、新しいことを学ぶということは、大変なことです。

プレッシャーやストレスも多くあります。

自分が入学したいと思える専門学校が、実家から通えるなら、それに越したことはありません。

私も往復3時間かけて通っていましたよ。

『ラク』な学校を選ぶ

『楽しい』と『ラク』は違います。

高校を卒業して、『自由』を手に入れたい気持ちはわかります。

しかし社会には、規律が存在しています。

規律が存在しない世界は『自由』ではなく、『混沌』です。

  • 先生と友達のような関係で、敬語も話さなくていい
  • 学校を休んでも特に何も言われない
  • 授業中いつでも寝れる

実際に、専門学校でも、このような学校はあります。

これは『自由』ではないですよw

たった3つの事例ですが、これって専門学校を卒業して、企業に入社したときに必要な教育ですかね。

違いますよね。

これやったら、怒られますよw

怒られるだけで済めばいいですが…明日から来なくていいって言われても仕方ないですよね。

厳しい学校に入ったほうが良いという話ではありません。

実際に私は、厳しい学校にメリットをあまり感じていませんしw

だって、変な校則とかあるでしょw

意味もなく、髪の毛染めたらアカンとか。

意味もなく、エレベーターの使用は先生だけとかw

そういう意味のないルールが嫌いなんです。

ただただ、規律をしっかりと守れる学校に入学するべきだと思います。

社会でうまく生きていく術ですから。

安易に通信課程で資格を取ろうとする

通信課程を否定するものではありません。

しかし、相当な覚悟が必要です。

働きながら、通う辛さを想像したことはありますか?

私は、通信課程をオススメはしません。

理由は、たった一つです。

結局、仕事諸共、辞めてしまう方が多いからです。

なぜ、辞めてしまうかというと、単純に大変だからです。

考えてみてください。

朝から晩まで、慣れない仕事を頑張ってこなした後、学校に通うんですよ。

私は無理ですw

技術系の資格を取ろうとしているのなら、企業で遅くまでレッスンすることもあると思います。

でも、そのレッスンは仕事に必要なレッスンであって、資格取得のための勉強は、更にその後、自分の少ない時間を削って行わないといけないんですよ。

かなりの覚悟をもって入学しないと、辞めてしまうということです。

資格取得に注力した学校を選ぶ

資格を取るだけなら、それこそ通信課程でいいんじゃないかと思います。

折角、昼間の専門学校に通うのなら、業界の現場が知れるカリキュラムをもった学校を選ぶことをオススメします。

専門学校に通う目的って何ですかね。

『資格を取る』だけですか?

私が考える専門学校に通う目的は、『その業界で長く活躍するため』です。

先日のブログにも書きましたが、資格ホルダーはいらないんですよ。

業界の現場を知れる学校に、入学するメリットは、即戦力の人材になれるということです。

資格だけ取って、業界で働けてない人っているじゃないですか。

もちろん色んな事情があって、業界を離れている人がいることは知っています。

ただ、その業界で働ける環境にあるのに、その業界を選んでいない方。

あれって、結局入社したときに、学校で教わってない、資格の勉強以外のことを求められて挫折してしまった方が多いんです。

学校の試験では、毎回トップクラスだったのに、現場に入ったら使えないってよくある話です。

そのギャップに悩んで、結局は業界から離れてしまうんですよね。。。

そういう、不幸な学生を輩出する学校は選んではいけません。

現場に近い、知識や技術を教え、学校と企業の『ギャップ』をいかに無くし、即戦力となる『人間力』を、身に付けさせてくれる学校かを基準に選んでください。

業界のことを知れる学校は貴重ですよ。

なかなか出会えないかもしれません。

それでも、必ず生徒の未来を考えている学校は存在します。

『教師の質』で学校を選んでいない

『現役で活躍している業界人が、授業をしてくれる』

一見、良さそうじゃないですか?

今、まさに現場の第一線でバリバリ活躍してくれる人が、実際に教えてくれる学校って、なんか良さそうに感じますよね。

これね。

下手すると、教師もそう思ってしまってるケースがあるんですよ。

現役バリバリの業界人に、教えてもらえることが、学生のためになると思ってしまってるんですね。

教師たちよ。

もっと自分に自信を持ってください。

もっと仕事にプライドを持ってください。

持てないなら、いつでも連絡ください。

徹底的に、教師とは何たるかを伝え、あなたの力になります。

はっきり言いますよ。

学校を選ぶ上で、最も重要なことは、『教師の質』です。

『教師』と『業界人』は全くの別物です。

『教師』=『教えるプロフェッショナル』

『業界人』=『現場のプロフェッショナル』

学校って、知らないことに気付かされて、それを身に付ける施設です。

どれだけ素晴らしいカリキュラムが用意されていたとして、それを教える教師に、教える力がなければ、そこからは何も生まれないんです。

すべての人が、とは言いませんが、『業界人』は現場の最前線で活躍している方であって、学生を成長させるプロフェッショナルではありません。

業界内で講演やセミナーをされている方は別ですよ。

その方は、現役バリバリの業界人でありながら、『講師』の一面も持ち合わせている訳ですから、『教師』と立場は変わりません。

講師活動をしているかどうかは、ネットで調べればすぐにわかります。

教師は、学生が成長するため、『伝え方』『見せ方』『考えさせ方』あらゆる教育法を用いて、教え、育てるプロフェッショナルです。

もちろん、業界のプロフェッショナルに、スポットで講義をしてもらえる環境があることに越したことはありません。

しかし、やはりメインは教師が授業をしている学校を選ばないと失敗する可能性は高いでしょう。

更に、もう少し突っ込んでみましょう。

これから、話す内容は、すべての学校がそうであると言うことではありません。

また、価値観は人それぞれですので、良い学校、悪い学校と評価をするものでもありません。

事実、こういう学校があるという、情報として読み進めてくださいね。

まず…

現場でバリバリ活躍し、講師活動までされている業界人を、授業のメインで使っている学校は、相当教育に力を入れている学校と判断していいと思います。

学生の成長のために、多額の講師料を支払っていることは間違いありませんからね。

しかし、講師でもない現場の人に、授業を任せている学校はどうか。

これね。

実は、講師料が発生していないケースが多いです。

発生していたとしても、微々たるものです。

なぜ、そんなことが起こっているかというと…

前回もお伝えしましたが、多くの企業は慢性的な人手不足に悩んでいます。

そこで、働き手を確保するために、学生に直接接触できる機会を設けたいわけです。

要は、リクルート活動ですね。

グループ会社が学校を運営している場合、その現場で働くスタッフが、講師として授業を受け持つケースもありますね。

業界は慢性的な人手不足と言いましたが、人気のある企業には、人は集まっています。

先程、申し上げた講師活動をされているような、人気企業は当然、人手に困っていないわけです。

人気の企業は、今やネームバリューだけではありません。

どれだけ成長できる環境にあるか。

就職先を決める条件に、教育環境を含める学生は非常に多くなっています。

学校選びも同じですよ。

本当の意味で、教育環境が整っている学校を選んでくださいね。

今日は、ここまで。

進路を決める皆さんは、就職にしろ、進学にしろ、しっかりと自身で調べ、後悔のない決断をしてくださいね。

では、ばーい。

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