小学生の頃、担任の先生のことを『オカン』って呼び間違うの何でやろ?w
経験ないですか?
まぁ、それだけコミュニケーションが取れていたということにしておきましょう。
みなさん。こんばんは。
今回は、本当の離職理由は何なのか。についてお話ししようと思います。
離職や退学といった、人を失うことって、ホント辛いですよね。
どうすれば、離職が止まるのか。退学が止まるのか。
これは、仕事をしていく上での非常に重要なことです。
限りある資源は、業績を伸ばすために、社員の生活レベルを向上させるために使いたいものです。
しかし、離職が増えれば、求人に貴重な資源を投入しなければなりません。
これって、ホントに無駄なんですよね。
今日は、そんな離職についてのお話です。
目次
離職を防ぐメリット
言うまでもないとは思いますが…
私が考える社員定着率が高いメリットを記載しておきたいと思います。
と、その前に。
私は、何がなんでも離職させるなとは思っていません。
重要なことは、会社と社員、その家族を守ることです。
会社を危機にさらすような人材は、間違いなく切るべきです。
但し、入社させた責任はコチラにあります。
入社させたからには、育て上げる覚悟が必要です。
『人は皆、成長したい生き物』です。
どんなにやる気がないように見えたとしても、それはあなたの価値観でしかありません。
それでも、会社を危機にさらすような人材は、やはり切るべきでしょう。
判断を見誤らないようにしましょう。
業績が伸びる
単純に考えれば、経験値が上がれば上がるほど、生産性も上がり、業績は伸びます。
また、同じメンバーで長年仕事をしていると、それぞれの強みや弱みを理解しているため、補完をしやすく効果的に業務を進めることが可能です。
阿吽の呼吸で、進行する業務は、スピーディーかつ正確です。効率よく案件をこなしていくことが可能です。
単純に考えれば……ですが。
それは、またの機会にでもお話します。
会社の資源を有効に使える
求人広告がムダだとは思いませんが、それよりも会社が成長するために、従業員の生活レベルを上げるために、資源を投入するほうが得策です。
社員の定着率が低い会社は、特に注意が必要です。
人手を補うために求人広告を出す⇒新入社員を雇う⇒生産能力のないまま辞める⇒人手を補うために求人広告を出す
負のスパイラルに陥ります。
社員の定着率が高い会社は、求人を出す機会も大幅に減るわけですから、他に投資できると言うことですね。
では、業績を上げるために、社員の生活レベルを向上させるために、何に投資をするか?
単純に、給与を上げても、離職は止まりません。
一気に10万円くらいベースアップするなら別ですが…
例えば、月1万円給与が上がるからと言って、転職する人はほとんどいないはずです。
新しい環境で、新しい人間関係を築いていく大変さを知っているからです。
それと、同様です。
給与を引き上げることは、退職を止める要因にはなりません。
では、何に投資をするか。
それは『教育』です。
社員のスキルが上がれば、業績も上がり、必然的に給与も上がる。
簡単に言えば、こう言うことです。
そして、もうひとつ。
『人は成長したい生き物だ』
これを忘れてはいけません。
自身が成長できる環境に身を置いているかどうかは、意外かもしれませんが、職場を選ぶ上で、かなり上位に入ってきます。
カルチャーが生まれる
『場が人を育てる』
初めから意識の高い社員はいません。
よい土から、きれいな大輪の花が咲くように。
職場のよいカルチャーからは、よい人材が育ちます。
会社の理念やコンセプトを十分に理解してくれているベテラン社員が、言葉を紡ぎながらカルチャーを創造し、育てていきます。
よいカルチャーからは、よい人材が育つ。
よいカルチャーなら……ね。
人が辞める本当の理由TOP3
部下が退職を申し出てきたとき、当然やめたい理由を聞くと思います。
でも、その理由は本当の理由ですか?
考えてみてください。
例えば、上司の仕事のやり方が嫌だと思って、退職するとしましょう。
その上司であるアナタに、本当のことを言って辞める人がどれくらいいるでしょう。
辞めるって、意外とパワー要りますよ。
更に、揉めるようなことを言う人は、余程のことがない限り、ほとんどいないでしょう。
大抵は、家庭の事情など『仕方がない』と思ってくれそうな、スムーズに辞めることが出来そうな理由を言ってくるものです。
社員の退職理由を、まともに受けていては、定着率の高い職場にすることは出来ませんよ。
人間関係の縺れ
まぁ、これでしょうね。第1位。
退職の理由の大半が、人間関係といっても過言ではありません。
また、それは退職者より目上である、上司や先輩との人間関係の悪化がほとんどでしょう。
部下や後輩との人間関係に悩み辞めるという方も稀にいますが。
人間関係って、難しいですよね。
でも、その実際は非常にシンプルなものだと思うんです。
ボタンを掛け違えるように、ちょっとした言い回しが原因だったり、態度が原因だったり。
キッカケは、些細な勘違いや想いのすれ違いから始まるように思います。
意地悪な人って、アナタが思っているほど、そんなに多くないですよ。
やる気のない人って、アナタが思っているほど、そんなに多くないですよ。
アナタの価値観がそう感じてしまっただけなんです。
人間関係が縺れる原因は、別の機会にお話ししようと思います。
でも、ちょっとしたことで人間関係は改善されるものですよ。
休みが取れない
私たちが若い頃は、有給休暇って…飾りみたいなもんでしたよね笑
有給休暇って、あるけど…取ってる人みたことないよね。みたいなw
それでも、時代は変わり、いまでは有給休暇を取得することは当たり前です。
逆に、有給休暇を取らないと叱られる時代ですw
ん?じゃあ休み取れるやん?
そうですね。
休みは取れます。
でも、そうじゃないんです。
制度の話ではなく、カルチャーの話です。
『気持ちよく、休みたい時に休めるか』
が重要なんです。
以前、職場の有給取得率がなかなか上がらないので、何人かの部下を呼んで、聞いてみたんです。
すると、部下にこんなことを言われてしまいました。
『上司が休んでいないのに、休みづらい…』
んー。
上司としては、恥ずべきことですね。。。
職場には、『休むことは悪だ』というカルチャーが根付いていたと言うことですから。。。
私としては、先に部下に取らせたかったんです。
なぜかと言うと…部下には、それぞれ授業があったり、外回りがあったり、絶対に休めない日ってあるんですよ。
でもね。
校長って…暇なんですw
いや。
頭は、めちゃくちゃ忙しいんですよ。
でも、身体は空いていることが多いんです。
だから、忙しい合間を縫って、出来る限り休みたい日に休みが取れるように、いつ部下が休んでもいいように、私の休みは後で決めればよいと思っていたんですね。
カルチャーを理解していなかったから起こってしまった問題です。
そこで、私は率先して、有給を取得し、休んでもいいんだという意識を植え付けることにしました。
1か月後には、有給取得率が改善されたことは言うまでもありません。
まぁ…
『なんで部下が有給取ってへんのに、お前が取ってんねん』って
怒られましたがw
事情を知らないので当然ですねw
そりゃ、普通に怒られますよねw
有給を取得してよいと意識が高まった頃に、自分が当時考えていた、スタイルに戻しました。
私が、有給を取らなくても、部下は休みたい時に休んでくれるようになりましたよ。
休みが取れない、または取りづらい会社は、社員の定着率が低い傾向にあります。
子供が熱を出したり、両親の通院に付き添ったり、それぞれが事情を抱えています。
いざと言うときに、休めない会社は敬遠されて当然です。
『休むことは悪だ』という、カルチャーが根付いていませんか?
先が見えない or 先が見えた
なんじゃそりゃw
でもホントの話です。
そもそもの話からすると…
『会社のために働く時代は終わった。』と認識を改めてください。
人は皆、自分のことが大切です。
当たり前のことです。
昔から何も変わっていません。
ただ、時代が変わったんです。
高度成長期やバブルの時代とは違い、今は誰でも起業できる時代です。
しかも、PCひとつで。
そして、圧倒的に選択肢が増えたんです。
『ひとつのことをやり抜く』ことが美学とされていた時代は、『いろんな経験を本気でしてきた』ことが価値になる時代に変わったということです。
『先が見えない』
この言葉には、さまざまな想いが込められています。
- 会社が、どこに進んでいこうとしているのか見えない
- 仕事のゴールが見えない
- どうすれば結果(評価される)が出るのか見えない
- 自分が成長しているのか見えない etc…
『先が見えた』
逆にこれはどうでしょう。
- 会社の進む方向と私がやりたい事が違うことが見えた
- これ以上、ここでは成長できないことが見えた
- 評価基準に沿った結果を出しても評価されないことが見えた etc…
ねw
見えても、見えなくても離職の原因はあるでしょw
ひとつ傾向をお伝えしておくと…
優秀な社員ほど『見えた』ときに退社を決意します。
『見えない』ことに不安を抱くか…
『見えない』ことを楽しみ、見ようとするか…
簡単にいうと、この違いですね。
優秀な人って、見えてしまうと面白くなくなるんです。
では、どうするか。
権限を与えることでしょうね。
大きなプロジェクトを任せてみるのもひとつですし。
日常のことで言えば、アイデアを募り、積極的に採用し、アイデアを出したメンバーに任せる。
優秀な人材が辞めてしまう傾向にある会社は、部下が能力を持て余しており、仕事がつまらないと思っている会社でしょう。
上司が無能なら、何やっても同じでしょうが。
今日は、ここまで。
辞めていく人は、正直に辞める理由を言うことは、まずありません。
本当の理由が分からなければ、改善のしようがありません。
今日、挙げた項目は、あくまでも統計であり、アナタの会社の離職理由と同じとは限りません。
本気で社員の定着率を上げたいなら、会社に関係のない、第三者の力が必要でしょう。
社員の定着率を上げるにはどうしたらよいかは、またの機会に投稿しますね。
では、ばいなら。
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