『学校は利益を求めてはいけない』というバカげた風潮

教育
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昨日、東京女子医大の話題を取り上げましたが、東京女子医大の関連記事を読んでいるうちに、あるジャーナリストのこんな記事に出会いました。

ざっくり言うと…

  • ボーナスの変わりに支給されるのは、賞与ではなく手当
  • 業務改善計画と引き換えに手当が支給される
  • 赤字経営とはいえ、教育の現場に増収策を求めるのは不適切だ

え?w

教育をボランティアか何かと間違っていらっしゃるんですか?w

国公立の大学でも収益事業は行ってますよw

まして、東京女子医大は私立大学です。

でもね。

こんな人たまに居るんですよねw

『学校が金とるんか』とか言い出す人w

取るよw

当たり前ですよね。

誰が教育のための設備を準備してくれるんですか?

誰が、教員の給与を支払ってくれるんですか?

良い教育には、相応のお金が必要です。

それなりの教育にも、それなりのお金が必要です。

テレビでガンガンCM流すとかは…どうかと思いますが。。。

最近は、CMの代わりに取材っぽく見せてテレビ番組に取り上げてもらうというワザもありますので…CMかどうかわかりにくいですがw

そんな番組を観るたびに、金かかってんなぁと思いますw

だから、あの学校は大した教育もしていないのに学費はムダに高いのかとw

みなさんも騙されたらダメですよ。

おっと、話が逸れてしまいましたw

今日は『学校が利益を求めるな』というバカげた風潮のお話です。

大学病院の給与は薄給?

まずは、東京女子医大の話から。。。

ある調査では、大学病院で勤める40代医師の平均給与は、一般の病院で勤める40代医師の平均給与と比べて、1/2であるとされています。

え?

半分しか給料もらえないの?

驚きですよね。

では、どうしているかと言うと…

休みの日にアルバイトをしているそうです。

他の病院にヘルプで入って副収入を得ているわけですね。

医師の給与で半分となると…その他看護師や職員の給与は……

目を覆いたくなるレベルでしょうか。

そして、東京女子医大は、他の私立医大に比べても、特に薄給だそうです。

コロナ以前の医療事故により、黒字転換させるためには、人件費削減を繰り返すしかなかったのかも知れませんね。

そこに来て、増収を見込めるアイデアを職員に募る。

なにが問題なんでしょうか。。。

なんでもかんでも叩いたらええってもんちゃいますよw

こんなことが起こると、ハイエナのように群がる人が世の中にはいます。

最近のSNSの話題も同じですよね。

気分が悪いw

物書きならば、もう少し勉強してもらいたいものです。

なぜ学校は利益を求めてはいけないのか?

厳密に言えば、学校法人のことを言っているんじゃないですかね。

国公立と学校法人は、また違いますからね。

『学校が金とるんか』なんて言っている人、そもそもその違いすら知らないと思いますがw

『なぜ学校は利益を求めてはならない』と言われているか…

めちゃくちゃ簡単に説明すると…

  • 手厚い補助金が受けられる
  • ほとんど税金がかからない

これらの理由から『学校法人は、過大な利益を求めてはいけない』とされています。

なんでそんなに優遇されてるの?

それなら、みんな学校法人にしたらいいのに!ってなりますよね。

当時は、今よりも学校法人を設立するのはめちゃくちゃ難しかったんです。

今でも難しいんですよ。

学校法人に申請したけど、通らない学校はたくさんあります。

当時は、もっと難しかったんです。

それは、銀行と同じように、公益として潰れない方法を国が取ってきたからです。

そのかわりに、学校法人に法律上のオーナーはいません。

たとえ、自分の私財で建てた学校であっても、土地や建物は寄付行為というカタチで国や都道府県に譲り渡します。

『国がバックアップをして、潰れないようにするから、利益ばっかりを追い求めないで『教育サービス』に力を注いでね』ってことです。

でも、これは30年前の話ですw

今、こんなこと言うてたら笑われますよw

どこのジャーナリストやねんw

30年前に、学校にも、競争原理を取り入れ、より良い教育を目指すことにしたわけですね。

学校法人が、潰れても仕方のない時代に1990年代に突入したわけです。

これにより、学校法人が利益をある程度、追及することも止む無しとなったんですね。

今なお、根強い『学校が利益を追求するな』というバカげた風潮

この時代に莫大な広報費をかけているのはどうかと思いますよw

それが、このバカげた風潮を助長しているようにも思います。

でも、このジャーナリストだけでなく、学校現場で働くスタッフにも、『教育を売り物にするのか』と考えている人はいます。

特に、ベテランと言われる教員に多い風潮ですね。

先日、とある学校の業務改善に力を貸してほしいと言われ、出向いた先にもいらっしゃいました。

『給与はあげて欲しい。私は授業をするために働いている。教育を売り物にしている広報活動には一切力を貸したくない。』

そんなわがままあります?w

確かに、授業は教員の仕事ですが…

そもそも生徒が入学してこなかったら、自分の仕事がなくなることを理解していなんでしょうかw

『教育を売り物にしたくない。』

素晴らしいお考えでw

アナタが学校で働いている時点で、アナタが教育を売り物にしていますが……

それでは、自分で塾でも開いて、ボランティアでやってはどうですか?

アナタほどの指導力と素晴らしい考えがあって、さらに無料で指導が受けられるとなれば、たくさんの人がアナタの基で学んびたいと言うでしょう。

大好きな授業がいっぱいできますよ。

でも、お金は発生しませんけど。

だって、売り物にしたくないんですよね。。。

と、まあ、そんな意地悪な言葉は、心の中で収めておきましたがw

教育現場で働いて、給与を貰っていながら、売り物にしたくないと仰る方は意外と多いですね。

そういう意味では、東京女子医大の経営陣は知りませんが…

そこで働くスタッフが増収案を考えることは、素晴らしいことだと思います。

今日は、ここまで。

では、また。

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