セクシャルマイノリティをカテゴライズするvol.2

LGBTQ+
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九州地方では、連日の大雨により大規模な水害が発生しております。

様々な方から、ご心配のメール、励ましの言葉を頂いております。

ありがとうございます。

現在も…凄い雷と突風、強い雨が降り続いております。

コロナ禍からようやく経済が動き始めた矢先に…

一刻も早い、終息と復興に向けて、自身が出来る小さなことから始めようと思います。

さて、今日は七夕ですね。

『今年も…彦星と織姫は会えないのか……』

と考えるのは…私たちの勝手ですw

それは、あまりにも自分たちの目線でしか物事を考えていませんよw

だって、雲の上には、満天の星空が広がっていますからw

地球上から天の川が見えるかどうかに関係なく、天の川はいつもそこにありますから。

私たちの心配をよそに、毎年、彦星と織姫は出逢えているはずですよ。

そして、人々の願いを叶えてようとしてくれているはずですw

今年は…願い叶うかなぁ………。

みなさん、こんばんは。

前回から『セクシャルマイノリティをカテゴライズする』というテーマでお話をしております。

なぜ、カテゴライズする必要があると考えるかについては、

前回の記事『セクシャルマイノリティをカテゴライズするvol.1』をご覧頂ければ幸いです。

私自身、セクシャルマイノリティをカテゴライズすることは、非常に難しいと感じています。

勉強不足により、表現が不十分や不適切な箇所があるかも知れません。

その際は、是非コメント欄にてフォローして頂ければ幸いです。

日本の性文化

そもそも日本には、特有の性文化である『男色』が存在します。

寺や山など、女人禁制の文化から『男色』が生まれたとされています。

武士同士の『男色』を『衆道』または『若衆道』と言います。

『若衆』と呼ばれるのは、12歳から18歳くらいまでの少年でした。

主従関係において、少年が受け手となりお相手をする。

この受け手側の若衆を揶揄した言葉が『御釜(おかま)』になったそうです。

『おかま』という言葉自体は、江戸時代に作られた揶揄する言葉とされていますが、この風習自体は、戦国時代よりも前、平安時代にまで遡ると言われています。

まず、知ってもらいたいのは、日本特有の文化と『LGBTQ+』は、全く関係ないということです。

タイの性別に『オカマ』がありますが、そもそもの概念が全く違うことも併せてお伝えしておきます。

世界一、性別にオープンな国『タイ』

『タイ』では、18種類もの性別にカテゴライズされています。

日本でも『LGBT』という表記だけでは語りつくせないことから『LGBT+』という表記がなされることが多くなってきました。

最近では『LGBTQIA+』と表現をすることもあります。

セクシャルマイノリティを理解するための『2つ』のこと

セクシャルマイノリティを理解するには、まず大きく『2つ』のことを知る必要があります。

この2つの頭文字から『SOGI』と呼ばれています。

性的指向(Sexual Orientation)

『どのような人を好きになるか』ということです。

性自認(Gender Identity)

『自身の性をどのように認識しているか』ということです。

この際、『身体構造上の性』は関係ありません。

自信がどう認識しているかという概念です。

『LGBT』とは何か?

LGBTとは、先述した『SOGI』をさらに4つに分けたものです。

『Lesbian(レズビアン)』

『Gay(ゲイ)』

『Bisexual(バイセクシャル)』

『Transgender(トランスジェンダー)』

これらの頭文字から『LGBT』と呼ばれています。

『性自認』と『身体構造上の性』が一致しない。

または『性自認』と『身体構造上の性』が一致する場合でも、『性的指向』が周りと異なる。

LGBTとは、そういう方々を表す言葉です。

『性自認』と『身体構造上の性』が一致し、『性的指向』を異性とする人が、いわゆる『ストレート』と呼ばれる人です。

やっぱり、何が真っ直ぐなのか…謎です。

Lesbian(レズビアン)

『性自認』と『身体構造上の性』が一致している女性。

『性的指向』が女性に向いている。

女性の同性愛者を表す言葉です。

Gay(ゲイ)

『性自認』と『身体構造上の性』が一致している男性。

『性的指向』が男性に向いている。

男性の同性愛者を表す言葉です。

Bisexual(バイセクシャル)

『性自認』と『身体構造上の性』が一致している人。

『性的指向』が女性にも男性にも向いている。

両性愛者を表す言葉です。

Transgender(トランスジェンダー)

『性自認』と『身体構造上の性』が一致しない人。

医学的には『GID(性同一性障害)』と言われる。

『LGBTQIA+』とは何か?

性の認識が広がることで、理解も深まります。

そうすると『LGBT』に当てはまらない人たちも出てくるわけです。

そこでLGBTに加えて『QIA+』が登場します。

Questioning(クエスチョニング)

『性自認』が自身で判断できない人。

または決まっていない、もしくは決めていない人。

Intersex(インターセックス)

『身体構造上の性』が生まれつき男女両方の特徴を持っている人。

医学的には『DSD(性分化疾患)』と言われる。

Asexual(アセクシュアル)

『性的指向』が誰にも向かない人。

無性愛者を表す言葉です。

+(プラス)

ここまで説明してきた『LGBTQIA』以外にも、セクシャルマイノリティは存在します。

冒頭にもお伝えした通り、タイには『18種類』もの性別があるんですから。

そして、名前が付いていないセクシャルマイノリティも存在します。

それらを総称する言葉が『+(プラス)』です。

これからも、性の多様化は進み『LGBTQIA+』という言葉もどんどん変化するでしょう。

私は『Ally(アライ)』です

『Ally(アライ)』とは、『同盟国』を意味します。

LGBTQIA+の当事者であってもなくても、理解や支援を表明する際に使われます。

これは、LGBT業界だけでなく、障碍者や人種、男女などマイノリティを支援するという意味でも使われるようになりました。

まぁ、別に『私はAllyです』って、わざわざ言う必要もないんですが。

理解者が一人でも多く増えれば、『生きやすい世の中』って作れると思うんです。

理解することは、意外と簡単なんです。

でも、このブログに書かれていることは、『こんな人もいるんですよ』って、ただの情報です。

必要なことは『すべての人は、自分とは違う』ということを知り、学ぶことです。

『話し合えば、分かり合える』こんなものは詭弁です。

『しっかりと話し合うことで、自分と他人の価値観は違う』ということを知って欲しい。

価値観が違うことを知っていれば、使う言葉も変わります。

学校でも、よくありますよ。

『ご子息ご息女』じゃないんです。

『お子様』でええがな。

すべての人が安心して暮らせる世界にしませんか。

カミングアウトに悩む世の中が、良いと言う人は、いないでしょう。

『Ally』なんて言葉を使わなくても、それが『普通』になる世の中に。

今日は、ここまで。

では。

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