段差のないところで、2度つまずいた國米です。
足が上がらへんなw
みなさん。こんばんは。
雨が続きますね…
こんな時こそ、ブログぐらいはスッキリしたものを笑
さて、今回は大好評SNS投稿内容解説シリーズです。
もう何弾か数えてませんw
タイトルには『授業』という言葉を入れましたが、何も教師だけに限ったはなしではありません。
部下教育や育児でも同じですので、あなたの立場に置き換えて読み進めてもらえれば幸いです。
今日は、『もっとやりたくなる授業』についてのお話です。
もっとやりたくなる授業の『3』セット
生徒が受けたくなる授業って、どんなですかね?
- 解った!
- できた!
- 上手くなった! etc…
私は、やっぱり生徒自身が『成長できた』と実感できる授業じゃないかと思います。
『出来た』⇒『自信になった』⇒『もっと成長したい』⇒『モチベーションUP』
この好循環を生み出すことが、成長を劇的にスピードUPさせるポイントです。
この循環が上手く回り出せば、生徒は何も言わなくても勝手にレッスンするようになります。
でも、自分自身で『成長を実感する』ことって、あんまりなくないですか?
周りから『出来てるやん!』って、言われても自分では、なかなか気づかないものです。
この『成長実感』を与えることこそが、最高の授業だと、私は思っています。
1限あたり50分の授業で成長実感を与えることが出来るようになれば、1日あたり6限授業として、一日で6つの『出来た』が生まれます。
1週間で30個の『出来た』が生まれます。
ヤバくないですか?w
超高速で知識も技術も劇的に上達していきます。
もし、あなたがこの授業をすることが出来れば、最高の教師にかなり近づけます。
やってみたくないですか?
もちろん、50分で成長実感させる授業を展開するのは容易なことではありません。
でも、やってやれないことはありません。
この授業ができる教師を私は何人も知っています。
当然、細かいテクニックもめちゃくちゃあるんですが、今回はその中でも、私が『マスト』にしている3セットをお教えしようと思います。
あくまでも、3セットです。
一つでも欠ければ効果は、激減しますのでお気を付けください。
言うことは2つまで
例えば、『野菜の切り方』を教えるとしましょう。
上手に切るために、教えなければならないことは何がありますかね。
- 包丁の握り方
- 包丁を握る位置
- 包丁を握る力加減
- 包丁の動かし方
- 包丁を動かす角度
- 包丁を動かす幅 etc…
切り方を教える場合、包丁の扱い方だけでも結構あるんですよね。
これに、添え手のことやら切り方の種類やら野菜の繊維の知識やら…
めっちゃあるでしょ。
こんなんね。
ぜんぶ一気に言われても、わかんないんですよ笑
もうね。パニックですw
一度に言うのは、最小項目を1つか2つしか伝えてはいけません。
伝えても、頭に入らないんです。
頭に入ってないものを身体で動かすのは至難の業です。
もちろん職人の世界は見習い。
見て学ぶものだと言うことは知ってますが…もう過去の話です。
寿司職人として、寿司を握れるようになるには、10年以上かかると言われていた業界の常識を、飲食大学がそうじゃないと証明しましたよね。
飲食大学は、10年以上かかると言われていた寿司職人を、たった3カ月で育て上げる教育メゾットを持っているんです。
その寿司屋がミシュランに掲載されているんですから、認めざるを得ないですよね。
一気に教え込むことは、効率的ではありません。
かえって成長を阻んでしまうことのほうが多いです。
最小項目を1つか2つしか言わずにやらせてみると、すぐに出来るんです。
出来たら、また次の1つか2つを伝えるというように展開していきます。
なので私の授業テンポは、信じられないくらい速いです。
知識を入れて、デモンストレーションを見せて、散らしてから約3分で、次の項目に移ります。
もちろん教える項目にもよりますが、生徒が実際に練習する時間は、1項目につき3分ということです。
『3分で何が出来るんや?』
そんな声が聞こえて来そうですが…笑
上記の項目を見てみてくださいよ。
包丁の握り方に3分以上要りますか?
包丁を握る位置に3分以上要りますか?
もし、要るという方がいらっしゃるなら、余計なことを伝えすぎです。
もっと情報を削いでください。
このテンポが速い授業展開には、実はもう一つオマケがついてきます。
テンポが速いわりに、しっかりとついていける内容なので、めっちゃ成長している気になるんですね。
これが目的ではありませんが、オマケ要素にしては結構重要な役割を果たしてくれます。
絶対に出来ること
難しい課題を与えるのではなく、絶対にできることを指示します。
これは、決して評価のハードルを下げて、60点くらいを目指す授業をすると言うことではありません。
常に、100点の作品を目指した授業ですw
知識や技術を習得する上での過程として、私がイメージするものは…
簡単な課題 × 必要項目数 = 難しい課題のクリア
こんなイメージです。
難しい課題をクリアするためには、いくつかの簡単な課題をクリアすることで意外と早く簡単に、難しい課題をクリアすることが可能です。
要するに、簡単な課題の積み重ねが、プロフェッショナルな知識や技術を取得する一番の近道であり、最も確実な方法だということです。
なので、私は生徒が出来ない課題は出しません。
私が出した課題を、生徒が出来なかったとしたら、それは私の課題設定がミスっていたということです。
だから、すぐに謝ります。
『無茶な課題を出して悪かった』と。
『この課題にチャレンジする前に、もう一つの課題にチャレンジするべきだった』と。
『なんで出けへんねん!』
なんて絶対に言っちゃダメですよw
言っていいのは…
『なんでやらへんねん!』
この言葉です。
出来るのにやらない時には、しっかりと叱らなければなりません。
これを見極めることが出来るかも非常に重要なことですね。
常に自分に矢印を向けて、自分の課題に間違いはなかったか、生徒のレベルを把握していなければ、正しい判断をすることは難しいでしょう。
劇的に状況が変わるもの
現在の授業スタンダードは、手順に沿って教えることなんじゃないかと思います。
これ、やめません?
もちろん、初めて教える時なんかは、手順に沿って教えることも大事です。
でも、授業の大半って、既に教えたことに対しての、修正だったりブラッシュアップだったりやと思うんですよ。
だから、私は手順通りに進めませんw
『劇的に状況が変わる』一手をズバッと刺します。
これが、授業やってて一番震える瞬間ですよ!
伸び悩んでいる生徒に一言、ポロっと話しかける。
それは、生徒にとって課題を克服する上で、考えもつかないような、めっちゃ『簡単な課題』なんです。
例えば、『左手を絶対に動かすな』みたいなやつw
生徒は半信半疑に…『そんなことで…』と思うのですが、渋々やってみる。
そうすると、やってる最中から生徒の顔つきがみるみる変わってくるんですよ。
『ホンマや……』って。
劇的に状況が変われば、もっと変えたいと思えるんです。
伸び悩んでいるときって、ツラいですから。
だからこそ、手順は無視や!
劇的に状況が変わる箇所を見つけてやらせる。
そうすると、課題克服したときの快感を生徒が感じて、もっと上手くなりたいと勝手に練習をし始めます。
これがモチベーションを自ら上げさせるコツです。
モチベーション上げるために、私がしたことは、誉めることでも叱ることでもありません。
ただただ、『もっとやりたい』と思える授業を提供したに過ぎません。
今日は、ここまで。
細かいテクニックは山のように存在します。
でも、この3セットは不変のものです。
是非、試してみてください。
生徒から『あなたの授業を受けたい』と言われるようになる第一歩です。
では、ばーい。
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