【教育者必見!】あなたは『温故知新』のホントの意味を知っていますか?

教育
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みなさん。こんばんは。

私は約20年間、教師として若者の『教育』を行っておりました。

10年間は経営幹部として『部下教育』にも携わり、その内の約5年間は学校長を務めておりました。

現在は『人材教育』のお手伝いとして、講演や講習、勉強会を企業や学校で行っております。

どんな内容を行っているのかは、またレポートとしてまとめたいと思います。

さて、人生の半分を『教育』に捧げて来た私には、最も大切にしている言葉があります。

それは『温故知新』です。

私と働いたことのある人なら、きっと皆さん一度は聞いたことがあると思いますw

これは、教師を始めた20年前から、常に自分の側において、私自身を鼓舞する言葉として、共に歩んで来たと言っても過言ではない、私にとって無くてはならない言葉です。

今回は…

  • 『温故知新』のホントの意味とは何か。
  • なぜ、私が『温故知新』という言葉を大切にしているか。

そんなお話です。

『温故知新』とは。。。

『温故知新(おんこちしん)』って、一度は聞いたことのある言葉だと思います。

これは『論語』に書かれている『孔子』の言葉です。

辞書には、次のように書かれています。

【昔の事をたずね求め(=温)て、そこから新しい知識・見解を導くこと。】

ちょいと分かりずらいですねw

もう少し簡単に説明をすると…

【古くからある知識や知恵を学び、現代に合った新しいカタチに変える】

こんな感じです。

温故知新によって完成された『スカイツリー』

スカイツリーって、めちゃめちゃデカいですよねw

この前、埼玉の友人宅からもハッキリ見えましたよw

でも、地震大国『Nippon』に…あんな高い塔造って大丈夫なん?って思いません?w

実は、このスカイツリー。

地震対策をどうしようかと考えたときに参考にされたのが…法隆寺『五重塔』です。

法隆寺の五重塔が完成されたのは、607年(推古15年)です。

推古ってwいつよ?w

世界最古の木造建築物として、世界文化遺産にも登録されています。

地震に強いとされる『五重塔』の構造をヒントにスカイツリーは完成されたわけです。

これぞ、まさに!

『温故知新』やん!

『温故知新』のホントの意味とは。。。

『温故知新』の由来は、先ほども申し上げたように『論語』にある『孔子』の言葉です。

『論語』とは、孔子の弟子たちが『孔子』の言葉をまとめた書籍です。

それを読み解くと…『温故知新』のホントの意味が見えてくるんですね。

あなたは『温故知新』の続きがあるって知ってましたか?

『温故知新』には、まだ続きがある?

由来となった『論語』には、次のように書かれています。

子曰、温故而知新、可以為師矣

読めないですよねw

もう少し読みやすくすると…

子日く、故きを温ねて新しきを知れば、以って師と為る可し

(しいわく、ふるきをたずねて あたらしきをしれば、もってしとたるべし)

なんとなーーーーくw

分かるような気がしてきましたw

これを訳すと…

「孔子先生は仰いました。古くからの伝えを大切にして、新しい知識を得ることで、人を教える師となることができるでしょう

要するに…

『昔からの知識や知恵を学んで、現代に合う新しいカタチに変えることが出来れば、人を教える立場になれますよ。』

ってことです。

私が『温故知新』を大切にするワケ

教育に携わる者として、絶対に忘れてはならない言葉やと思うんです。

子日く、故きを温ねて新しきを知れば、以って師と為る可し

これって、逆に言えば。。。

人に教える立場の人間は…

『昔の知識や知恵、伝統や風習だけを学んでもダメ』

『伝統や風習を軽んじ、新しいことばかりに目を向けてもダメ』

ってことやと思うんです。

これを出来る人って、やっぱり少ないんですよね。。。

だからこそ、私は自分に言い聞かせるように、『教育』に人生を捧げると決めたその日から、この言葉を大切に大切にしているんです。

『昔からの伝統や風習、知識や知恵を学んで、現代に合ったカタチに変化させて教えることが出来る教育者になれるように…』

そして、実はもう一つ!

教育の現場において『温故知新』を活用している例もあります。

私の授業は、ただただ教科書にラインを引くような授業ではありません。

アクティブラーニングなんて言葉を知らない時代から、アクティブラーニングっぽいことを実践してきましたw

そこには『温故知新』から得たヒントがあったんです。

そのお話は次回にw

では。

ばいなら。

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